事業をしていると、急にお金が必要になる場面は少なくありません。ただ、銀行の融資は時間がかかり、開業したばかりだと断られることもあります。そんなときに検討できるのが、審査に柔軟なビジネスローンです。
この記事では、個人事業主や開業1年ほどでも相談しやすいビジネスローンを中心に紹介します。それぞれの特徴を知り、自分に合うローンを見つける参考にしてください。
個人事業主向け!審査が甘いビジネスローン11選

個人事業主の場合、売上や開業年数の関係で銀行融資を断られることも少なくありません。
一方で、ビジネスローンのなかには、過去の事業実績よりも将来の可能性を見て審査してくれるケースがあります。
ここでは、比較的審査に柔軟で、かつ個人事業主でも利用しやすいビジネスローンをまとめました。それぞれの特徴を比べながら、自分の状況に合うビジネスローンを探してみましょう。
オージェイは少額融資とスピード審査に強い
オージェイのビジネスローンは、個人事業主や法人向けの事業資金として利用できます。急ぎの資金ニーズにも対応していて、条件が整えば原則として当日中に審査と契約まで進められる場合があります。無担保融資を中心に、幅広い融資プランを用意している点も特徴です。
【オージェイの特徴】
担保や保証人が原則不要で申し込みやすい
最短で即日契約が可能なケースあり
小口から大口まで対応できる融資額
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 審査難易度 | 中程度 |
| 個人事業主利用可否 | ◎ |
| 融資限度額 | 30万円〜1億円程度 |
| 貸付金利(実質年率) | 約10.0%〜18.0%程度 |
オージェイのビジネスローンは、銀行審査で時間がかかる場合や書類が多く揃わないときでも相談しやすい融資のひとつです。とくに急ぎの資金調達や少額融資を検討している個人事業主にとっては、選択肢の一つとして検討しやすいでしょう。ただし、金利が高めになる点については注意が必要です。
アクトウィルは即日融資対応で急ぎの資金調達にもおすすめ
アクトウィルのビジネスローンは、法人向けの事業資金融資サービスとして有名です。申込は電話やメールで受け付けていて、必要書類もシンプルなため、急ぎの資金が必要な場合でも利用しやすいでしょう。。
【アクトウィルの特徴】
最短で即日審査・融資が可能なスピード対応
最大1億円までの大口融資が可能
担保・保証人不要で申し込みやすい
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 審査難易度 | 中程度 |
| 個人事業主利用可否 | ×(法人専用) |
| 融資限度額 | 500万円(信用保証融資の場合) |
| 貸付金利(実質年率) | 約10.0%〜20.0%程度 |
アクトウィルのビジネスローンは、まとまった資金ニーズがある法人におすすめの商品です。また、最短即日で審査と融資が進むことから、急ぎの運転資金や設備投資にも対応しやすいというメリットがあります。ただし対象は法人のみなので、個人事業主の方は別の商品を検討しましょう。
AGビジネスサポートは個人事業主でも借りやすい
AGビジネスサポートの事業者向けビジネスローンは、個人事業主でも申し込みしやすいのが特徴です。無担保&保証人不要で契約でき、最短即日で審査・融資が可能な点が評価されています。融資可能額も幅広く用意されているため、急ぎの運転資金や設備投資の資金ニーズにも対応しやすくなっています。
【AGビジネスサポートの特徴】
個人事業主でも申し込み可能(69歳まで対象)
最短即日で審査・融資に対応できる商品あり
原則担保・保証人不要で手続きが簡単
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 審査難易度 | 中程度 |
| 個人事業主利用可否 | ◎ |
| 融資限度額 | 1万円〜1,000万円 |
| 貸付金利(実質年率) | 約3.1%〜18.0% |
AGビジネスサポートは、銀行融資が難しいタイミングでの資金つなぎとして使われることが多いローンです。とくに開業間もない時期や、急な支払いが発生した場面では頼りになるビジネスローンといえます。書類準備に時間をかけられない場合でも相談しやすいため、スピードを重視したい人に向いているでしょう。
フェイスは独自審査で柔軟に対応
フェイスの事業者向けビジネスローンは、法人を対象とした資金調達サービスです。来店せずに申し込みが進められ、資金の使い道も幅広く設定されています。融資額は比較的大きく設定されており、事業規模に応じた資金調達を検討しやすい点が特徴です。
【フェイスの特徴】
資金用途の自由度が高い
来店不要で手続きが進めやすい
多面的な独自審査で柔軟に判断
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 審査難易度 | 中程度 |
| 個人事業主利用可否 | ×(法人向け中心) |
| 融資限度額 | 最大2億円程度 |
| 貸付金利(実質年率) | 約6.5%〜18.0%程度 |
フェイスは、一般的な基準では融資が受けられない法人でも、前向きに審査してくれる点が評価されています。直近の数字だけでなく、事業の状況や背景を踏まえて判断してもらえるため、銀行融資が難しかったケースで検討されることもあります。一方で、個人事業主は対象外となるため、申し込み前に事業形態の確認が必要です。
HITは30年の融資実績で安心
HIT(HTファイナンス)は、長年にわたり法人向けの資金調達を扱ってきた金融サービスです。事業資金の借入だけでなく、資金繰り全体について相談できる体制が整っており、融資以外についても相談できるのがメリットといえます。実績に基づいた対応を重視したい事業者にとって、検討しやすい存在といえるでしょう。
【HIT(HTファイナンス)の特徴】
30年以上の支援実績と豊富なノウハウがある
幅広い資金ニーズに対応できる融資サービスあり
資金調達全体の相談にも応じてくれる体制が整っている
スペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 審査難易度 | 中程度 |
| 個人事業主利用可否 | 〇(相談可能) |
| 融資限度額 | ~要問い合わせ |
| 貸付金利(実質年率) | ~要問い合わせ |
HITは、銀行融資では判断が厳しかった事業者でも相談しやすいビジネスローンのひとつです。売上数字などだけで機械的に判断されるのではなく、事業の背景や状況を踏まえた対応が期待できます。個人事業主も相談対象となるため、資金繰りに悩んだ際の相談窓口として選ばれることが多い点も特徴です。
ファンドワンは急ぎの資金調達に強い
ファンドワンのビジネスローンは、法人を中心に事業資金の融資を行っているサービスです。全国から申し込みができ、来店せずに手続きを進められるため、急ぎで資金調達したいときでも頼りになるでしょう。融資額は比較的少額で、短期間で資金を用意したい場面に対応しやすいビジネスローンといえます。
【ファンドワンの特徴】
無担保・保証人不要で申し込みやすい
審査スピードが早く即日の融資も可能
小口から大口まで幅広い対応ができる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 審査難易度 | 中程度 |
| 個人事業主利用可否 | △(条件による) |
| 融資限度額 | 30万円〜500万円 |
| 貸付金利(実質年率) | 約10.00%〜18.00% |
ファンドワンは、支払い期限が迫っている場面や、一時的な資金不足に陥った時に検討できるビジネスローンです。スピードを重視したい事業者に向いている一方、融資額は大きくないため長期資金には不向きな場合もあります。個人事業主は利用条件を事前に確認したうえで、自身の状況に合うか判断するとよいでしょう。
MRFは高額融資にも対応できる
MRFのビジネスローンは、まとまった資金調達を想定した融資サービスです。担保の内容や契約条件によって融資枠が決まり、不動産や売掛債権などを活用したプランも用意されています。返済期間や条件も複数から検討できるため、事業計画に合わせた資金調達を考えやすい点が特徴です。
【MRFの特徴】
最大3億円まで対応可能な大口融資プランあり
担保を活用した低金利の融資にも対応
多彩な返済期間のプランが選べる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 審査難易度 | やや高め(担保や書類審査が必要) |
| 個人事業主利用可否 | △(担保条件により相談可能) |
| 融資限度額 | ~約3億円程度 |
| 貸付金利(実質年率) | 約4.0%〜15.0%程度 |
MRFは、設備投資や事業拡大など大きな資金を必要とする場面で検討できるローンです。少額のつなぎ資金よりも、中長期の計画に基づいた借入に向いています。
一方で、担保の準備や複数の必要書類を用意しないといけないため、申し込み前の準備が重要になります。条件が合えば、事業成長を支える資金調達手段として活用しやすいでしょう。
GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドは創業初期でも使いやすい
あんしんワイドは、創業間もない法人でも利用しやすい融資枠型のビジネスローンです。決算書や事業計画書の提出が不要で、銀行口座の入出金情報をもとに審査が行われるため、実績が少ない段階でも相談しやすい点が特徴です。オンライン完結で手続きでき、資金の出入りが多い法人にも向いています。
【GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドの特徴】
審査申込〜借入まで最短2営業日程度で進められる
決算書や担保・保証人が不要で申し込みやすい
融資枠内でいつでも借入・返済ができる仕組み
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 審査難易度 | 中程度 |
| 個人事業主利用可否 | ×(法人専用) |
| 融資限度額 | 100万円〜1,000万円(契約更新後最大1,500万円まで) |
| 貸付金利(実質年率) | 約0.9%〜14.0%(審査により決定) |
あんしんワイドは、資金繰りを柔軟に管理したい法人に向いた商品です。一度契約すれば、枠内で繰り返し使えるため、売上の入金タイミングに合わせた調整もしやすくなります。
ただし法人専用のサービスとなるため、個人事業主は対象外です。利用前に条件を確認しておきましょう。
レイクdeビジネスは審査スピードに強み
レイクdeビジネスは、急ぎで事業資金を用意したい個人事業主に向いたカードローン型ビジネスローンです。審査結果が出るまでのスピードも早く、条件が合えば即日融資も可能です。スピードを重視したい場面では、頼りになるビジネスローンと言えるでしょう。
【レイクdeビジネスの特徴】
最短即日で融資に進める可能性がある
年収の3分の1を超える借入も相談可能(総量規制対象外)
限度額内なら何度でも借入が可能
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 審査難易度 | 中程度 |
| 個人事業主利用可否 | ◎ |
| 融資限度額 | 1万円〜500万円 |
| 貸付金利(実質年率) | 約4.5%〜18.0% |
レイクdeビジネスは、材料の仕入れや運転資金など、急な支払いに備えたいときに使いやすいローンです。カードローン型のため、一度契約すれば資金の出入りに合わせて柔軟に使えます。ただし金利は低めとはいえないため、短期利用を前提に、返済計画を立てたうえで活用すると安心でしょう。
プロミス自営者カードローンは利用用途が自由で使いやすい
プロミスの自営者カードローンは、事業資金と生活費の両方に使える柔軟さが強みのカードローンです。個人事業主向けに用意された商品で、資金の使い道は比較的自由なため、使いやすいでしょう。
【プロミス自営者カードローンの特徴】
最大300万円まで借りられる
借入金は事業資金と生活費の両方に使える
担保・保証人不要で手続きが進めやすい
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 審査難易度 | 中程度 |
| 個人事業主利用可否 | ◎ |
| 融資限度額 | ~300万円 |
| 貸付金利(実質年率) | 約6.3%~17.8% |
プロミスの自営者カードローンは、限度額内で繰り返し借入と返済ができるため、月ごとの収支に合わせて使いやすいでしょう。一方で、融資額は300万円までと低めの設定になっているため、設備投資など大きな資金が必要な場合は他の選択肢も検討すると安心です。
アイフル事業サポートプランは個人事業主への融資実績多数
アイフルの事業サポートプランは、個人事業主への融資実績が多い事業資金ローンです。確定申告を行っていれば、開業から間もない場合でも相談しやすく、事業資金として幅広い用途に使えます。
【アイフルの事業サポートプランの特徴】
個人事業主でも申し込み可能
無担保・保証人不要で手続きが進めやすい
審査は最短当日〜翌営業日で進むため急ぎの資金調達にも便利
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 審査難易度 | 中程度 |
| 個人事業主利用可否 | ◎ |
| 融資限度額 | 1万円〜500万円 |
| 貸付金利(実質年率) | 約3.0%〜18.0% |
アイフルの事業サポートプランは、初めて事業資金を借りる個人事業主にも検討しやすいローンです。小口から借入でき、書類準備の負担も比較的少ないため、資金調達の経験が少ない場合でも使いやすいでしょう。ただし、融資スピードだけで判断せず、返済額や期間を確認したうえで申し込むことが大切です。
審査が甘いビジネスローンは本当に存在する?

審査が甘いと聞くと、誰でも簡単に借りられる印象を持つ人も多いかもしれません。どのビジネスローンにも必ず審査はありますが、それでも「通りやすい」と感じられる商品があるのは事実です。
ここでは、「実際に審査が甘いビジネスローンはあるのか?」についてや、「審査が厳しい銀行融資との違い」について見ていきます。
必ず借りれるビジネスローンは存在しない
結論から言うと、必ず借りられるビジネスローンは存在しません。貸金業者は、返済の見込みがあるかどうかを確認する義務があります。そのため、売上状況や借入状況をまったく見ずに貸すことはありません。もし「必ず借りられる」と強くうたっている業者があれば、注意が必要でしょう。
正規の業者ほど、最低限の審査を行います。審査が甘いと感じるローンでも、現在の収入や事業内容、返済の見通しは見られています。
審査が甘いビジネスローンが存在する理由
審査が甘いと感じられるビジネスローンがあるのは、融資をする側の銀行や業者の審査基準が違うからです。銀行融資では、決算書や年数、信用情報が重視されがちです。
一方でビジネスローンの中には、直近の売上や今後の返済計画を重く見る商品があります。そのため、開業して間もない人や赤字決算でも審査通過するケースも多く、結果として「審査が甘い」と感じることも少なくありません。
また、ノンバンク系のビジネスローンは、融資額を少なめに設定したり、金利を高めにしたりすることで貸す側のリスクを調整しています。こうした仕組みがあるため、結果として通りやすいと感じられるのです。
銀行事業融資と貸金業者の審査基準の違い
銀行の事業融資は、長期的で安定した返済を前提にしています。そのため、決算書の内容や過去の実績、業歴が重く見られます。
一方、貸金業者のビジネスローンは、短期的な資金需要にも対応する商品が中心です。直近の売上や資金の使い道、返済の流れが説明できれば審査通過できる傾向があります。この違いが、審査の厳しさに差を感じる理由です。
どちらが良い悪いではなく、目的や状況に合った借り方を選ぶことが大切でしょう。
個人事業主でも審査が通りやすいビジネスローンの特徴

個人事業主の資金調達では、「審査のハードルが高い」と感じる人も多いでしょう。たしかに、個人事業主が銀行の事業融資を利用するのはほぼ不可能です。とはいえ、ビジネスローンはすべて同じ基準で判断されているわけではありません。なかには、開業年数よりも現在の売上や返済の見通しを見てくれる商品もあります。
ここでは、個人事業主でも審査に進みやすいビジネスローンの共通点を整理します。
独自審査で今後の返済計画を重視してくれる
独自審査を行うビジネスローンでは、売上が少ない時期や開業して間もない場合でも、今後どのように返済していくかを審査しています。直近の売上推移や、すでに決まっている入金予定、継続している取引先の有無などが確認されることもあります。
数字が良くなくても、「毎月どれくらい返済に回せるか?」を論理的に説明できれば、融資を前向きに検討してくれるケースも少なくありません。事業の現状と今後の見通しを整理して伝えることが、審査通過のポイントです。
少額融資から申し込める
審査に通りやすいビジネスローンは、借入額を抑えた申込みができます。借りる金額が少なければ、返済できなくなる可能性も下がるため、貸す側は判断しやすくなります。
その結果、売上がまだ安定していない個人事業主や、初めてビジネスローンを利用する場合でも融資を進めてもらえることがあります。
必要以上の金額を希望せず、毎月の収支を踏まえた金額を提示できるかどうかが、審査通過では重要なポイントです。
保証人や担保が不要
審査に通りやすいビジネスローンは、保証人や担保を求めません。個人事業主の場合、家族や知人に保証を頼みにくかったり、担保にできる不動産を持っていなかったりすることも多いでしょう。
保証人や担保が不要なローンであれば、審査も比較的簡単で融資の可能性も高まります。審査では、現在の事業内容や売上の状況、返済が続けられるかどうかが大切なポイントです。
即日融資に対応している
即日融資に対応しているビジネスローンは、審査工程が簡素化されています。審査項目を絞り、短時間で結果を出す審査システムを採用していくケースがほとんどです。そのため、書類がそろっていれば、即日にでも審査結果が出るでしょう。急な仕入れや支払いに備えたい個人事業主にとっては、非常に心強い存在といえます。
ただし、スピード重視の分、貸す側としてはリスクが高いため、金利が高めになる場合もあります。早さだけでなく、返済条件もしっかり確認することが大切です。
必要書類が少ない
必要書類が少ないビジネスローンは、審査に進みやすい傾向があります。提出書類が多いほど確認項目も増え、内容次第では不利になることがあるからです。
一方で、通帳の写しや本人確認書類など最低限で申し込めるローンなら、審査項目も少なく済みます。開業して間もない個人事業主や、書類の準備に時間をかけられない事業主には、必要書類が少ないビジネスローンがおすすめです。
設立間もない法人や個人事業主を対象にしている
設立や開業から間もない法人や個人事業主を対象にしたビジネスローンは、審査通過しやすい特徴があります。なぜなら、業歴以外の「将来性」に焦点を絞った審査をしているからです。
こうしたローンでは、過去の実績よりも現在の売上や取引状況が確認されます。そのため、開業1年未満であっても、継続した入金や取引があれば融資が受けられるケースも少なくありません。銀行融資では通りにくい時期でも審査通過できることも多く、事業を軌道に乗せるまでの強い味方になってくれるでしょう。
赤字決算でも相談可能
赤字決算でも相談できるとしているビジネスローンは、審査通過しやすい傾向があります。なぜなら、最初から赤字の事業者を想定した審査基準になっているからです。こうしたローンでは、赤字かどうかよりも、その原因と現在の状況が確認されます。
一時的な赤字があっても、売上の回復や入金予定が見込める場合は、融資を受けられることも少なくありません。過去の決算内容だけで判断されるのではなく、今後返済できるかどうかが重視されます。
ノンバンク系のビジネスローン
ノンバンク系のビジネスローンは、銀行とは審査の考え方が異なります。銀行のように決算書や業歴ではなく、現在の資金繰りや返済の見通しをもとに判断されます。そのため、個人事業主や開業して間もない事業者でも、売上の流れや入金予定が確認できれば審査通過できるケースも多いでしょう。
また、短期の運転資金や急な支払いに対応する目的の商品が多く、スピード感を重視している点も特徴です。一方で金利は銀行より高くなるため、長期利用では返済負担が増えやすくなります。借りやすさと返済のバランスを考えたうえで選ぶことが重要です。
ビジネスローンの審査に通りやすくするポイント
ビジネスローンの審査は、事業内容だけで決まるわけではありません。同じ状況でも、借入額の考え方や申し込み内容によって結果が変わることがあります。
特別な対策は必要ありません。審査通過のポイントを意識するだけで、結果は変わってきます。ここでは、個人事業主が審査前に確認しておきたいポイントを具体的に解説します。
借入希望額を抑える
ビジネスローンの審査では、借入希望額が大きいほど判断が厳しくなります。金額が大きいと、その分「返済が滞る可能性も高い」と見られるためです。個人事業主は売上に波が出やすく、高額な借入は返済負担が重いと判断されがちです。
一方で、運転資金や支払いに必要な分など、必要最小限の金額なら、ローンを提供する業者としても返済できるかどうか判断しやすいでしょう。毎月の売上や支出に対して無理のない金額を示せば、審査通過できる確率も上がります。
資金使途を明確にする
資金の使い道がはっきりしているかどうかも、大切なポイントです。なぜなら、何に使うのかわからないお金は「結果として返済されない可能性が高い」と判断されやすいからです。
具体的には「仕入れ資金なのか?」や「運転資金なのか?」などを具体的に説明できると、ビジネスローンを提供する業者も安心してくれるでしょう。曖昧な表現は避け、根拠となる書類などを提出して資金使途を説明できるよう準備しておくことが大切です。
返済能力を説明できるようにする
返済能力をどう伝えるかも、審査では重要なポイントです。難しい資料を用意する必要はありません。毎月の売上や固定費、そこから返済に回せる金額を整理しておきましょう。また、毎月の入金のタイミングや取引先の状況を説明できれば、印象も良くなります。
過去よりも、これからの返済の可能性を示す意識が大切です。無理のない返済であることを伝えると、安心してもらいやすくなります。
申し込み内容を正確に記入する
申し込み内容の正確さも、見落としがちなポイントです。記載ミスや入力漏れがあると、確認に時間がかかったり印象が下がったりします。売上や借入状況を実際より良く見せようとしても、あとで書類などで矛盾が出るため正直に申告しましょう。
事実をそのまま、わかりやすく記入することが大切です。落ち着いて見直すだけでも、不要な不利を避けられるでしょう。
審査が甘いビジネスローンを選ぶ際の注意点

審査が通りやすいビジネスローンは心強い存在です。一方で、条件をよく見ずに選んでしまうと、あとから負担が大きくなることもあります。借りやすさだけに目を向けると、返済で苦しくなるケースも少なくありません。
ここでは、申し込む前に知っておきたい注意点を整理しておきます。
金利が高くなりやすい
審査に通過しやすいビジネスローンは、金利が高めに設定されています。なぜなら、貸す側は、返済が滞る可能性を金利でカバーしているからです。銀行融資のように厳しい審査を行わない代わりに、利息でリスクを調整しています。そのため、同じ金額を借りた場合でも、銀行より返済総額は大きくなります。
毎月の返済額だけを見ると問題がないように感じても、返済期間が長くなるほど総支払額の差は広がります。利用する際は、金利の数字だけでなく、最終的に支払う総額を把握したうえで判断することが重要です。
返済負担が大きくなる
金利が高いビジネスローンを利用すると、毎月の返済負担は重くなります。利息の割合が高いため、元金がなかなか減らず、返済期間が長引きやすくなるからです。売上が落ち込む時期と返済が重なると、手元の資金が不足することも少なくありません。返済のために別の借入を検討する状況になれば、資金繰りはさらに苦しくなります。
申し込む前に、毎月どれだけ返済に回せる余裕があるのかを確認しておきましょう。無理のない返済を前提に考えることが、事業を続けるうえで重要です。
借入が常態化してしまう
借りやすいビジネスローンを使い続けると、借入が習慣になってしまうことがあります。一時的な資金不足を補う目的で利用したはずが、返済前に次の借入を重ねてしまうケースも少なくありません。この状況が続くと、返済と借入を繰り返すだけになり、資金繰りは改善しないでしょう。本来見直すべき売上や支出の問題が後回しになり、事業の負担が大きくなるおそれがあります。
ビジネスローンは、あくまで一時的な資金手当てとして使いましょう。借りる目的と返済の期限を決めたうえで利用することが、長期的な安定につながります。
ビジネスローン審査に関するよくある疑問
ビジネスローンを検討する中で、細かい点が気になって不安になる人は多いでしょう。
とくに個人事業主や開業したばかりの事業主は、審査に関する情報が少なく不安に感じやすいものです。
ここでは、実際によく聞かれる疑問を取り上げて、わかりやすく整理します。申し込み前の不安を減らす参考にしてください。
- Q1代表者がブラックでも申し込める?
- A1
代表者がいわゆるブラックとされる状況でも、申し込み自体は可能です。ただし、必ず審査に通るわけではありません。ビジネスローンでは、個人の信用情報だけでなく事業の状況も見られます。直近の売上や返済の見通しが評価されれば、審査通過できるケースもあるでしょう。
- Q2必ず借りられるビジネスローンはある?
- A2
必ず借りられるビジネスローンは存在しません。正規の業者であれば、最低限の審査は行われます。「誰でも通る」といった表現には注意が必要です。審査が通りやすい商品はありますが、条件や状況次第で結果は変わります。
- Q3代表者個人の信用情報への影響はある?
- A3
ビジネスローンを利用すると、代表者個人の信用情報に影響する場合があります。
とくに個人事業主向けの商品では、個人の借入として扱われることもあります。返済を延滞すると、今後の借入に影響が出るケースも少なくありません。契約内容を事前に確認し、無理のない利用を心がけましょう。
- Q4赤字決算や債務超過でも審査に通る?
- A4
赤字決算や債務超過があっても、相談できるビジネスローンはあります。重要なのは、「その赤字が一時的なものかどうか?」です。売上の回復見込みや返済の流れを説明できれば、検討対象になることもあります。あきらめずに状況を整理して伝えることが大切です。
- Q5個人事業主と法人で審査の違いはある?
- A5
個人事業主と法人では、審査の見られ方に違いがあります。法人の場合は、決算内容や会社の実績が重視されるでしょう。一方、個人事業主では代表者個人の状況も判断材料になります。どちらも、返済の見通しが重視される点は共通しています。
- Q6開業したばかりでも申し込める?
- A6
開業したばかりでも申し込めるビジネスローンは存在します。業歴よりも、現在の売上や取引状況を重く見る商品もあります。ただし、借入額は少額からになるケースがほとんどです。
まとめ:審査が甘いビジネスローンならノンバンク系がおすすめ
審査が通りやすいビジネスローンを探しているなら、ノンバンク系のビジネスローンがおすすめです。銀行融資と比較し、過去の売上実績などよりも、現在の経営状況や今後の返済の見通しを見てもらえる点が特徴といえるでしょう。
ただし、借りやすさだけで決めてしまうと、返済の負担が重くなることもあります。金利や返済額を確認し、自分の事業に合う条件かどうかを冷静に判断することが大切です。

